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高架下とちゃうで、道路を積んでんねん!
「船場センタービルって高架下の長いビルやろ」
ってなセリフよく耳にします。ちゃうで、ちゃうで!道路を積んでんねん!!
船場センタービルができたのは昭和45年、大阪万国博覧会の年。
更に遡って、大阪の東西を貫く幹線道路「中央大通り」の建設途中、船場地区だけが用地取得ができてませんでした。地価は高いし、船場を離れたくない店舗の交渉は難航するしで頭をかかえるばかり。どうすりゃいいのか。当時の大阪市長と建設大臣が話し合い、道路とビルの一体構造が決定しました。しかも完成したビルを元の店舗に分譲して用地取得費やビルの建設費に充てるという超すぐれもの。日本はもちろん世界でも珍しいビルになったわけなんです。やっぱりすごいで、大阪人!